知多の「喜楽座」の時代、復活 11日限定「嵐を呼ぶ男」上映 – 中日新聞

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「嵐を呼ぶ男」の上映会をPRする竹内さん=知多市岡田で

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 昭和の初期から四十年代まで知多市岡田地区にあり、娯楽の殿堂だった劇場「喜楽座(きらくざ)」。大いににぎわった住民らの交流の空間を復活させようと、十一日に岡田まちづくりセンターで、故石原裕次郎さん主演の懐かしの映画「嵐を呼ぶ男」が上映される。計画した地元の竹内公朗さん(63)は「皆さんのコミュニケーションの場にしてほしい」と話す。

 喜楽座の歴史が始まったのは、一九二五(大正十四)年。岡田地区の住民四十人が株主となり、喜楽座株式会社が設立された。会社は昭和初期に、木造の劇場を建設。芝居や歌舞伎の上演、映画の上映のほか、地元の集会や青年団の演劇にも活用された。

 岡田地区では、大正時代から木綿産業が盛んになってきた。親元を離れて工場で働く女性従業員たちも、住民らとともに喜楽座で娯楽を楽しんだ。

オープン当時の喜楽座(竹内さん提供)

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 しかし、木綿産業の衰退とテレビの普及により、六七(昭和四十二)年に劇場は閉鎖された。劇場の建物には家具店が入って営業をしていたが、九四年に撤退。空き家となり、九六年に解体された。

 喜楽座株式会社は現在も存続しており、竹内さんが社長を務めている。祖父の弥吉さんが会社設立時の株主の一人で、その後に社長に就任。八九年に亡くなり、竹内さんが跡を継いだ。

 地元で不動産会社を営む竹内さんは喜楽座の「復活」を計画。「お年寄りにとってはスーパースター、若い人にも知名度がある」として、石原裕次郎さんの映画を上映することにした。「古い映画をコミュニケーションのツールに活用してもらい、地域の人づくり、まちづくりにつなげたい」と意気込みを話す。

 上映は十一日午後二時〜四時半。無料。先着百五十人。(問)竹内さん=0562(55)0005

 (稲垣時太郎)

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