地方金融機関の半数 不振企業に低利融資 – 東京新聞

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 日銀は二十二日発表した金融システムリポートで、地方金融機関の半数が、貸し倒れのリスクに見合わない低金利で、業績の良くない企業に融資していると指摘した。日銀のマイナス金利政策などを背景に、地方金融機関同士の貸出金利の引き下げ競争が激化しており、これらの低利融資は景気後退の際に不良債権化する恐れがある。

 日銀は、地方銀行や信用金庫など約三百五十の地域金融機関にアンケートし、企業への貸し出し状況を調査。五割近くが、貸し倒れリスクの高い企業にコストに見合わない貸し出しをしていると回答した。

 業績の悪い企業に融資する際、通常は貸し倒れのリスクを見据えて高い金利を取るが、地銀の九割が「引き上げは難しい」と回答。その理由については、「他行との競合が激しいため」とした。

 融資先の経営悪化に備えた引当金を「対応済み」とした地銀・信金は四割にとどまり、残りは「検討中」や「未検討」だった。リーマン・ショック並みの景気後退が起きた場合、不振企業への融資が多い地銀ほど引当金を増やす必要があり、経営の悪化要因となる。

 日銀は、金融システム全体の分析・評価するリポートを半年ごとに公表している。 (岸本拓也)

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