台湾本場の味 障害者支える 「魯肉飯」 野々市の2店 – 中日新聞

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魯肉飯を手にする安江智則さん(右)、道上周太店長=石川県野々市市高橋町で

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活用策 逆輸出も

 甘辛く炒めたひき肉を熱々のご飯にのせた台湾で圧倒的な人気を誇る魯肉飯(るうろうはん)。石川県野々市市内の二つの店で本場の味を楽しめる。支えるのは社会福祉法人佛子園(ぶっしえん)(同県白山市)の障害者スタッフたちだ。省庁などで障害者の水増し雇用が発覚したが、作業を障害の程度に合わせ分業した店は、若者の客でにぎわっている。(都沙羅)

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 店名は「●鬚張(ひげちょう)魯肉飯」=ロゴマーク=で、台湾・台北市を中心にフランチャイズ展開するチェーン。この魯肉飯を堪能できるのは全国で野々市市の二店だけ。両店舗で現在働く二十八人のスタッフのうち十七人が障害者だ。

 障害者が働きやすい環境を整えようと、野菜をゆでる作業や炊飯作業など、スタッフの障害の程度に合わせて担当する作業を明確に分担。繰り返すことで習熟できるようにしている。

 軽度の発達障害のある安江智則さん(46)は十四年間勤務している。担当するドリンク作りや洗い物などの仕事について「どの仕事も好き。水出しや接客も楽しい」と笑顔を見せる。

 佛子園は二〇〇三年ごろ、障害者の就労の場の一つとして外食産業のチェーン店とのフランチャイズ店契約を目指していた。ただ、作業手順が厳しく定められていることなどから、国内の大手チェーンからはすべて断られていた。

 そんな時、大手チェーンほどは知名度の高くなかった「●鬚張魯肉飯」の台湾の本店と直接交渉し、代理店契約を結んだ。〇四年に金沢工大前店(野々市市高橋町)を開店し、〇六年にイオン御経塚店(同市御経塚)内のフードコートにも出店した。

 両店で力を入れているのが「本場の味の再現」だ。特にひき肉は「脂が乗った豚のほほ肉しか使わない」と金沢工大店の道上周太店長。副菜のメンマや野菜の調理に使うしょうゆも台湾から輸入する。

 フランチャイズの飲食店での障害者雇用について、日本フードサービス協会(東京都)の担当者は「全国的にもあまり聞かない」という。両店での取り組みを受け、●鬚張魯肉飯の台湾の店でも障害者の採用が広がった。

 佛子園では店で働く障害者のスキルアップのため、各作業ごとに目標レベルを設定したり、グループの宿泊業など他業種への人事異動も視野に入れている。佛子園の岸本貴之施設長は「お客さまに提供するサービスに妥協しないことで、障害者も当たり前に働くことができることを証明したい」と意気込んでいる。

 ●は長へんにさんづくりに胡

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