30日投票 イラク・クルド人自治区の議会選 「独立」阻止、政治不信で低調の見方 – 産経ニュース

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 【カイロ=佐藤貴生】イラク北部のクルド人自治区で30日、自治議会(定数111)選挙が行われる。自治区独立の是非を問う1年前の住民投票では賛成が9割以上を占めたが、イスラム教シーア派主体のアバディ政権が激しい報復に出て独立を阻止した。自治区では縁故主義や腐敗も横行しているとされ、政治不信により選挙は盛り上がりに欠けるとの指摘もある。



 「投票しようがしまいが、何も変わらない」「選挙はクルド人のためではなく、政党のために行われる」。ロイター通信はこうした有権者の声を伝え、有力政党の多くが投票率は40%を下回ると予測していると報じた。

 野党は内紛などで伸び悩んでおり、投票率が低ければ、「クルド民主党」(KDP)と「クルド愛国同盟」(PUK)という伝統的な2政党が議席数を伸ばすとの予測もある。

 1年前に自治政府議長として住民投票を強行したKDPトップのバルザニ議長は、「千年戦争したとしても問題は解決しない」とし、中央政府との対話を通じて独立への道を探る方針に支持を求めている。

 自治議会選の結果はバグダッドの中央政界にも影響を与えそうだ。連邦政府の大統領はクルド人から選ばれるのが慣例だが、KDPとPUKが別々の人物を支持しているためだ。

 イラクでは5月に国会(定数329)選挙が行われ、政権を担う連立協議が停滞している。隣国イランや米国が影響力確保に動いているとの観測もある。



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