ローソン銀行が10月開業。なぜこのタイミングで? 勝算はあるの? – Blogos – BLOGOS

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 コンビニエンスストア大手のローソンが10月に銀行業務に参入します。最大手セブン-イレブンが銀行業務を開始してから17年も経っていますが、なぜ、ローソンはこのタイミングで銀行業務に乗り出すのでしょうか。また勝算はあるのでしょうか。



 ローソンは今年8月に銀行業の免許を取得し、10月の開業に向けて準備を進めています。ローソンは全国の店舗に約1万3000台のATMをすでに設置していますが、このインフラをフル活用し、ATM事業を収益の柱とする方針です。

 コンビニによる銀行運営ではセブン-イレブンが圧倒的な先行者として知られており、全国に2万4000台以上のATMを展開しています。セブン銀行は他行からの引き出し手数料で稼ぐモデルを確立しており、高い収益力を誇っています。セブンの銀行業務参入から17年も経過しており、なぜ今さらという印象も強いのですが、ローソンにはローソンなりの勝算があるようです。

 このところメガバンクの収益が急激に低下しており、各行は大規模なリストラに追われています。メガバンクにとってATMの負担は極めて大きく、今後、店舗やATMの数を減らさざるを得ません。ローソンはコンビニ銀行としては後発ですが、今のタイミングであれば、消滅した銀行のATMの受け皿になれる可能性があり、先行者のセブンとも互角に戦える余地が出てくるわけです。

 ローソンが三菱商事の子会社になったという点も大きいでしょう。ローソンは昨年2月、三菱商事の完全子会社となっており、三菱商事の資金力や各種リソースを利用できる体制となりました。銀行業務を続けるにはかなりの企業体力が必要ですから、三菱商事の後ろ盾があることは大きなメリットといえるでしょう。

 しかしながら全体的な市場環境は決して良好とは言えません。メガバンクがATMを減らしているのは、リストラという要因もありますが、社会のキャッシュレス化が進み、長期的にはATMが不要になるとの予想が台頭しているからです。ATMの維持が負担となるのはコンビニも同じであり、長期的にはコンビニの収益を圧迫する可能性は十分にあります。

 ローソン銀行では、クレジットカードを発行したり、キャッシュレス決済システムを提供するなど、キャッシュレス化を見込んだサービスも計画しているようですが、当面は既存のATMに頼らざるを得ません。まずは先行者であるセブン銀行にどれだけ肉薄できるのかがポイントとなるでしょう。

(The Capital Tribune Japan)



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