器変われど味変わらず 創業者執心の不変と夢「資さんうどん」 – みんマイ(住まい情報 みんなのマイリビング)

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北九州市民が愛すソウルフード「資さんうどん」。(写真は肉&ゴボ天うどん)



みなさんもよく食べる?

少なくとも一度は食べたことがあると思います。

私は、今年の夏は暑くて冷ぶっかけうどんを良く食べましたが、やはり資さんと言えば一番人気の肉&ゴボ天うどん。

ダシはつくりたてを出すために各店で1日数回仕込みをするそうで、厳選した薄口醤油を使用したあっさり系で優しい味。

麺は柔らかいもちもち麺で、自社製麺所から、毎日各店に作りたてを配送している。

そこにお肉が豪快に乗っかり、ゴボ天がドーンと5本!お腹一杯になる。

さらに、資さんと言って忘れてはならないのが、粒餡で甘すぎない大きなぼた餅、また、煮込まれたおでんがとにかく安くて美味しく脇役メニューもこれまた素晴らしい。



その「資さんうどん」の企業としての変遷を調べてみた。創業者の大西 章資氏は戸畑区出身の戸畑高校卒。家電販売業に身を置いていた時期もあるが、昭和51年に知人から地元のうどん店を譲ってもらい、「讃岐屋食堂」を開店創業したのが源泉で、昭和55年10月に「有限会社さぬき屋食品」として法人化した。当時を知る人は、商売熱心な人物で自分に厳しい人物と話されており、そのセンスは商売人であった実父から得るものが多かったようで、商人の子は商人といえる。(写真は資さんうどん本社、Wikipediaより)

事業が軌道に乗り始め、多店舗展開を推進するが、この頃は無借金経営で支払いはすべて現金。いち早く24時間営業に着手し、屋号は「さぬき屋」から「資さん」となり、一大チェーン店を築き上げ、一杯数百円のうどんで約70億円を売り上げる企業にまで成長したのである。

自分の名前から一文字をとって付された看板をここまでブランドにした立志伝中の大西氏。「地元でもうけさせていただいたので恩返ししたい」という気持ちが強く、多額の浄財は有名である。出身校の戸畑高校同窓会に返還不要の奨学金を累計2億1,000万円寄付。戸畑祇園大山笠での各大山笠の復元新調費用を負担。飛騨八幡宮に80本の桜を贈り、参集殿を新築寄贈。「わっしょい百万夏まつり」では毎年1,200万円を寄付し続けていた。

戸畑の小さなうどん屋から身を起こし、事業を大成功させた夫婦の悩みが後継者問題。さまざまな諸説が渦巻く中、信用できる金融機関が出資するファンドへ株式を譲渡した後、独立系大手投資ファンドのユニゾン・キャピタル株式会社が全株を取得するに至った。事業譲渡のスキームとしては、2月に東京都千代田区で別途新設されていたナインヌードル株式会社が株式会社資さんを合併する旨とし、8月にナインヌードル株式会社が株式会社資さんに商号変更、本店所在地を北九州市小倉南区に移転し、旧・株式会社資さんは解散した。

北九州市民にとっては少し寂しい話だが、登記上の会社法人の器は変われど“資さんは資さん”で、その味は不変。創業者がこだわりぬいたダシは、工場での大量生産ではなく、各店舗での手作りだ。

経営体制が刷新され、大資本を背景に今後は地元での経営基盤を一層拡充し、九州のみならず、関東や関西、更には海外にも進出がもくろまれており、亡き創業者の執心である北九州のソウルフードが各地に広がるのは楽しみで夢のある話だ。

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上記事は、取材日時点の状況です。

タグ : 資さん, ナインヌードル, ユニゾン・キャピタル



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