資金調達もトップ営業も「全力疾走のチーム戦」 – 日経ビジネスオンライン

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ベンチャーCEOの「やる気」はどこから生まれるか

2018年5月18日(金)

 4月中旬から下旬にかけて、僕は資金調達の活動に忙殺されることになった。

 スタートアップのCEOにとって、創業から数年間は、必要最小限の資金を使いつつ、製品・サービスのアイデアを構想し、これまた必要最小限のチームを形成して、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、それを市場でテストしていくことになる。1年半から2年おきに資金を調達しながら前に進むことになるのだが、資金が枯渇すれば、その段階で会社としては死を迎えるという極めて厳しい世界だ。

 自ずからスタートアップの生命線となる資金調達業務は、急激な成長が求められるハイテク・スタートアップのCEOにとって、最も重要な業務の一つになるのであり(何しろ製品や事業、はたまた市場の反応といったことが全部理解できていないと、投資家と話はできないのだから)、一回の資金調達に約4~6カ月くらいかけなければならないことを考えると、見方によっては、CEOは年がら年中、資金調達に奔走しているということになる。

資金調達に走り回る途中、疲れて寄ったパロアルトの街並みです

一息つこうと、カフェへ

喉を潤したら、さあ、もうひと頑張り

 一方で、機能分化が進むシリコンバレーにあって、この資金調達業務の他に、CEOがとりわけ時間を使わなければいけない業務は、エグゼクティブ(幹部)の採用ということになるだろう。フラクタの営業とマーケティングの責任者であるダグを採用するのに、どれだけ僕が時間をエネルギーを使ったかを(過去の記事で)見ていただければ、きっとそれが分かってもらえるはずだ(その結果として、フラクタがどれだけ一気に前進することができたかということを考えるとき、幹部採用というものがまた企業の生命線のうち、大きな一つであることが理解できる)。

デュー・デリジェンス with ヒロ

 さて、時間をかけて一つひとつの会社をドアノックし、最終的にはアメリカ、アジア(日本)、ヨーロッパで、多くの投資ファンド、会社に興味を持ってもらうことができた僕たちだったが、こうした投資家たちに対して、投資を判断してもらうための基本的な情報を公開していかなければならず(これをファイナンスの世界ではデュー・デリジェンス [投資家による企業監査のこと] と呼んでいる)、これが事業計画など、既に手元にある資料の提出のみならず、電話やビデオ会議を使っての経営者インタビューであったり、実際のファンド担当者からのオフィス訪問であったりすることから、結構時間が取られるのだ。



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