よく見ると「残業代くれや!」 会社への愚痴をお洒落ロゴに昇華 – www.fnn.jp

Home » 起業・独立 » 会社 税金 » よく見ると「残業代くれや!」 会社への愚痴をお洒落ロゴに昇華 – www.fnn.jp
会社 税金, 起業・独立 コメントはまだありません



「会社への愚痴」…SNS上や仲間とのお酒の席などで、会社の方針や一緒に働く上司や後輩のことなどあふれる思いを吐き出し、何とか明日への活力につなげている人も多いかもしれない。



そんな社会人が抱える「仕事に関する嘆き」をアートに昇華させたヴィンテージ風のロゴマークが、いま注目を集めている。
作品は多くの共感を呼び、投稿から6日で11万3000超の「いいね」を獲得している。(5月16日現在)

モノトーンで描かれたスタイリッシュなロゴだが、よく読むと、中央の大きな「ZANGYODAI KUREYA(残業代くれや)」の文字以外にも
「oni no syogyo douiu koto yanen(鬼の所業 どういうことやねん)」
「KUSOBLACK(くそブラック)」
「yatterarenwa !(やってられんわ!)」
など、会社への愚痴がびっしり書かれているのだ。

「労働に見合った対価」求む。

考案者のしゃおしゃ(@syasyaon)さんは、「こういう風にするとちょっとクスッと笑える」とツイート。
怒りを見事なデザインに変えるポジティブさ…SO COOL !!!

公開されたのは、この「残業してるのに残業代ミリももらえないとか普通にブラックすぎて笑う」ロゴの他、全4作品。
いずれも関西弁まじりで切実な思いがつづられており、攻撃的なメッセージもリズミカルかつお洒落に表現されている。

2つ目は、「MURI(無理)」の主張が目を引くこちら。最上部には「YAMISOU(病みそう)」とあるが…!?

「OUTI KAERITAI !(お家帰りたい!)」

海外産チーズのパッケージにありそうなデザイン

「HITORIDE SURU RYOUJA NAI(1人でする量じゃない)」「MURI(無理)」「DEKINAI(できない)」だから「OUTI KAERITAI !(お家帰りたい!)」
ということのようだ。わかる!この方程式大変よくわかります!

さらに「ZANGYODAI DEEHENSHINA !!(残業代出えへんしな!!)」
「KOCHITORA SHINSOTSU YAZO !!(こちとら新卒やぞ!!)」

「WAI NANNOTAMENI IKITENNO ? WAKARAHEN…(ワイ 何のために生きてんの?わからへん…)」
と心の叫びが詰め込まれている。

「KYURYO AGERO(給料上げろ)」

春闘シーズンはこのロゴシャツで出社だ!

3つ目は、「KYURYO AGERO(給料上げろ)」ロゴ。

「okane toka gainen(お金とか概念)」
という悲しい標語の下には、お金のイラストと「保険・税金・年金」など給料から差し引かれるものと、「食費・趣味・貯金」といったお金をかけたいものが並んでいる。
そして、トドメの一言「KYURYO YOKUNAITO MOCHIBE AGARANKUNAI ?(給料よくないとモチベ上がらんくない?)」…ごもっともです。

ラストの「カンガルー飛び出し注意」を彷彿とさせる道路標識のようなデザインは、「nankai syuccho IKUNEN(何回出張行くねん)」とのメッセージ。

「出張先での休憩は観光」って本当?

作者は、新入社員の「グラフィックデザイナー」

「素晴らしい才能。ハイセンス」「このデザインのマグカップがあったら、堂々と職場で使いたい!」など、
グッズ化を熱烈に希望するコメントも多数寄せられた愚痴ヴィンテージ風ロゴマーク。

作者のしゃおしゃ(@syasyaon)さんに、制作秘話やグッズ化への意気込みを聞いてみた。

ーー「会社の愚痴」をロゴマークに変換するアイディアはどこから?

会社では話す機会がほとんどない葛藤もあり、会社での愚痴を家族や友人に聞いてもらっていたのですが、愚痴は聞いて気持ちの良いものではありません。
毎回このような愚痴を聞いてもらっていることに対して、申し訳ないと感じていました。
そんなある日、「自分の愚痴を自分の好きなヴィンテージ風のロゴデザインにすれば、ロゴの勉強にもなるし、好きなものを作れてストレス発散にもなるのでは」と思い立ち、制作しました。

最初に作ったのは、「ZANGYOUDAI KUREYA(残業代くれや)」のロゴです。仕事の話を聞いてくれる友人たちとのLINEグループに画像を送ると、「笑った」「好き」などの意見をもらいました。愚痴もデザインすると嫌なものじゃなくなる、笑いになる、と知りました。
「ある程度作ったらTwitterに上げてみようか」という話もしていたので、試しに投稿してみると、予想外の反響をいただきました。
投稿前に「バズるよ」と言い切った友人の先見の明にも驚かされました。

お蔭さまで、嫌な愚痴と好きなデザインの組み合わせという「嫌い×好き」の可能性に気付かされました。ある意味、会社に感謝しています。

ーーなぜ「ヴィンテージ風」なのか?

ヴィンテージ風の魅力は、「親しみやすさ」と「懐かしさ」ではないかと思っています。
「どこかで見たことのあるような…」「昔のお店にこんなデザインのものあるよね」というような既視感は、安心感を与えてくれます。
また、実際のヴィンテージデザインの看板などは、年数を経て出てくる独特の風合いが素敵だと思います。

ーー職業は「社畜グラフィックデザイナー」とのことですが、どのようなものを作っている?

業務はデザイン会社によって様々かと思いますが、私の勤め先では「企業様のロゴマーク」「商品パッケージ」「広告チラシ」「WEBサイト」など、デザインが関係するものは殆ど取り扱っています。

ーーデザイナーは出張も多い?

出張はほとんどないのですが、他の社員の方が頻繁に行っています。デザイナーも全く行かないというわけではなく、打ち合わせなどで外出することもあります。

ーーしゃおしゃさんは社会人何年目? 残業時間は1週間平均でどれくらい?

今年度より社会人となりました。
会社の方針や従業員人数によって異なるかと思いますが、私の勤め先の場合は、入社後かなり早い段階でデザイン業務に取り組んでいます。
残業時間は具体的にはお答えできませんが、ほぼ毎日あります。しかし、日付を超える、終電を逃すということはまだ一度もないです。
デザイン業界では比較的に少ないほうで収まっているかもしれません。

「愚痴ロゴを制作している時はストレスも消えた」

ーー現在の“愚痴ロゴ”作品数は?

Twitterで5種類のデザインを公開しています。最近、セールスの電話がとても多いので、それもロゴにしました。
愚痴ができるたびに増えていくので、現在は未公開のものが2種ほどあります。ある程度集まったら、また公開しようかと思っています。

新作「セールス電話に対する愚痴ロゴ」

ーー関西弁がいい味を出していますね。

出身が関西なので、ふとした時に出る素の本音は「関西弁」です。自分の本心を遠慮なくぶつけるという点から、関西弁を採用しました。
(というよりも、手が勝手に関西弁で打ち込んでいました)

ーーロゴ制作にあたり、こだわったことは?

とにかく自分が楽しく作ること、自分の好きなものをたくさん取り入れること、言いたいことを入れること。
この3点を考えて制作しました。仕事ではお客様のご要望に尽くす分、愚痴ロゴの制作は自分の好きなもので埋め尽くしてやろうと。
愚痴ロゴを制作している時は、ストレスも消えていきました。

気になるグッズ化の時期は、「まだ具体的には決まっていない」という。
ネット販売について勉強中で、需要を把握してできるだけ早く慎重に進めていきたいとしている。

効果的な使用例として、「やはりステッカーでしょうか。ファイル等にペタッと貼っていただければ、と思います。上司に見つかってもすぐはがせるので、使用される方もリスクが少ないのでは」とアドバイスしてくれた。

会社に対して不満はあるが口に出して言えないという方、グッズを待てない場合は、「商用利用、再配布等なければ保存大丈夫です」とのことなので、
職場で使うファイルやパソコンの背に貼るなどして、さりげなくアピールしてみては?

商品イメージ(パーカー、スマホケース、パスケース、トートバック)※販売は現在検討中

画像提供:しゃおしゃ(@syasyaon)さん



コメントを残す