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特集 「貧テック」って何だ?

PART 2

なぜベンチャーが参入するのか

2018年5月4日(金)

少額でいいから手軽に現金が欲しい──。そんなニーズをかなえるアプリが相次ぎ登場。既存の金融基盤からこぼれ落ちた膨大な資金需要を狙い、ベンチャーが参入する。

 「NYで絵画の勉強をしたいので渡航費用を集めたい」「日ごろ苦労をかけている家族に焼き肉をごちそうしたい」。そんな願いをかなえるために、友人や会社の同僚など、自分のコミュニケーション範囲にいる人たちから数万円を集めるスマホアプリが人気を集めている。2017年8月のサービス開始以来、わずか1カ月で利用者は3万人を突破。18年中に10万人を超えるとみられる。これまで集めたお金の総額は累計1億円を超えて伸び続けている。

資金集めを民主化、お金の偏りのない世界に

「ポルカ」生みの親
キャンプファイヤー社長

家入一真氏

1978年福岡県生まれ。2011年ハイパーインターネッツ(現キャンプファイヤー)設立。(写真=陶山 勉)

 サービスの名前は「polca(ポルカ)」。始めたのは、引きこもりや高校中退、東京都知事選への出馬・落選などの経験を持つ異色の起業家、家入一真氏だ。自身が社長を務めているフィンテックベンチャーのキャンプファイヤー(東京・渋谷)を通じて仲介アプリを提供している。

 サービス内容は、友達(friend)と資金調達(funding)を組み合わせ、「フレンドファンディング」と名付けている。不特定多数の人から資金を集めるクラウドファンディングの一種だ。従来は起業家が事業の資金を募るといった目的などで使われてきたが、ポルカは冒頭で示したような仲間内からの資金集めが主な役割だ。目標として設定できる金額は最大でも10万円までと規模は小さい。

日経ビジネス2018年5月7日号 28~31ページより



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