「三陸復興、見届ける」 陸前高田・アバッセ開業1周年 – 岩手日報

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 陸前高田市高田町のかさ上げ地に昨年4月に開業した商業施設アバッセたかたは27日、1周年を迎えた。同施設のテナント「ぴっぴ家(や) 汐風(しおかぜ)食堂」を営む森谷陽樹(ようじゅ)さん(62)=同市竹駒町=は復興支援を経て盛岡市から移住、商いを通じた地域の再生に力を尽くす。「老若男女が集える場所にしたい。三陸復興を見届ける」と思いを強くする。



 「いらっしゃいませ」。アバッセ専門店街正面入り口を入り右側にある同店から、だしの良い香りが漂う。本場の讃岐うどんやそば、ラーメン、弁当などを手頃な値段で提供し、昼時は家族連れやサラリーマン、夕方は中高生でにぎわう。

 森谷さんは住田町世田米生まれ。震災発生時は盛岡市で給食業務の会社を営んでいたが、託された支援物資を携え2011年5月、古里に近い陸前高田市に入った。何度も足を運んだ思い出の地が壊滅した姿を目にし、森谷さんは「過去の記憶を奪われたようだ。三陸の復興を見届けることが残された人生の目標」と心に決めた。

 いくつかの食堂経営を経て14年4月、同市竹駒町に「ぴっぴ家さぬき陸前高田総本店」を出店。アバッセ開業を機に現在の店に移った。客の笑顔に「みんな当たり前に買い物や飲食ができる環境を求めていたんだなと実感した」と振り返る。



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