テスラ、「モデル3」生産目標未達も前進 年内の資金調達不要 – WSJ – ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

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 米電気自動車(EV)メーカーの テスラ は、1-3月期(第1四半期)に新型セダン「モデル3」の生産ペースを週当たり2500台に引き上げるという目標を達成できなかった。ただ、量産に向けた前進ぶりを示したほか、今年は標準的な信用枠以外の資金調達を必要としないことを明らかにした。



 テスラが3日発表した過去7日間のモデル3の生産台数は2020台と、昨年最後の7日間の793台から増加した。来週は2000台を生産する見通し。

 6月末までにモデル3の週産ペースを5000台に上げるという目標については、引き続き「3カ月程度」をめどにするとし、またも言葉を濁した。

 1-3月期のモデル3の生産台数は9766台と、昨年10-12月期(第4四半期)の2425台、7-9月期(第3四半期)の260台から増加した。顧客への納車台数は8180台で、アナリスト予想に届かなかった。

 テスラは同社の歴史の中でも有数の重要な局面を迎えている。モデル3の生産を加速させるか、さもなければ深刻な財務状況に陥るという成否の分かれ道に立っている。同社は既に2度、週産5000台という目標の達成時期を延期した。テスラが事業を支えられるだけの現金を生み出すには、この数が基準だとみるアナリストもいる。

 テスラは1四半期当たり約10億ドルのマイナスキャッシュフロー(現金収支)を生み出した結果、昨年末時点の手元資金が34億ドル(約3600億円)だった。そのためアナリストらは、今年さらなる資金調達が必要になるとみていた。

 テスラはこの日、今年は株式発行や社債発行による資金調達を必要としないと表明した。

 進ちょくによって「第3四半期に向けて量産、十分な粗利益、力強いプラスの営業キャッシュフローという念願の理想的な組み合わせの土台ができた。そのためテスラは今年、標準的な信用枠以外には、株式発行や借り入れを伴う資金調達を必要としない」とした。

 2日午前の米ナスダックでテスラ株は前日比4%余り値上がりした。

 1-3月期は、テスラのそのほかの2モデルの生産台数はやや減少した。セダン「モデルS」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」の生産は2万4728台。前年同期は約2万5000台だった。両モデルの納車台数は前年同期の約2万5000台から2万1800台へと、13%減少した。

 1-3月期のモデル3納車台数は8180台で、全モデルを総合した納車台数は2万9980台。テスラは2000台超のモデル3が輸送中で、4-6月期(第2四半期)に販売数として認識するとした。

 調査会社ファクトセットがまとめた1-3月期納車台数のアナリスト予想平均は3万7000台。うちモデル3は1万2300台が見込まれていた。数人のアナリストは、テスラがモデル3の週産2500台という目標を達成できないと予想していた。

 モデル3は、需要には問題なさそうだ。2016年の発表を受けて予約が殺到し、40万台余りに上った。ただ、顧客が生産の遅れにしびれを切らしつつあるという兆しもある。テスラは昨年8月時点で、モデル3の受注からキャンセル分を差し引いた正味の受注が45万5000台だとしていた。

 今年1-3月期の正味受注は横ばいだとし「注文キャンセルの理由はほぼ完全に、全体的な生産の遅れと特定のオプションの供給、とりわけデュアルモーター全輪駆動と小型バッテリーパックの供給が遅れていることだ」とした。



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