内紛の大戸屋、長男が再起へ起業 常連客の言葉をヒントに介護施設高齢 … – SankeiBiz

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 スリーフォレストという東京のベンチャー企業が今月、競合がひしめく外食宅配の市場に参入する。会社を率いるのは、定食チェーン「大戸屋ごはん処」創業者の長男、三森智仁氏(29)だ。運営会社の大戸屋ホールディングス(HD)経営陣と1年余り繰り広げた劇場型の内紛が一応の決着を見せ、介護が必要な高齢者を笑顔にする新サービスで再起を目指す。



 デイサービスなどの介護施設を利用中の高齢者向けに「ハッピーテーブル」を始める。施設職員と一緒にパソコンなどで近隣の外食店にメニューを注文し、受け取れるようにする。すしや中華など10業種を対象に東京都内の施設20カ所で始め、夏には埼玉、千葉、神奈川県を含め130カ所に増やす計画だ。

 三森氏は大戸屋HD常務だった。だが急逝した父、久実会長への功労金支給などをめぐり、窪田健一社長と対立。2016年2月に会社を辞め、大株主として表舞台で争った。本来の穏やかな表情が戻ったのは、17年6月の株主総会で功労金問題に区切りが付いてからだ。

 騒動の間も頭から離れなかったのは大戸屋の店舗での出来事だ。「食べ納めに来た」。施設入居を翌日に控えた常連客の言葉が起業のヒントになった。外食したくてもできない高齢者が、手軽になじみの味を楽しめるようになれば、きっと喜んでもらえると考えた。

 外食宅配業界は「ウーバーイーツ」や「出前館」を含め、配達員確保が課題だ。ハッピーテーブルでは、介護施設の専属運転手が朝夕の送迎業務の合間に商品を受け取りに行くことなどを想定する。施設側には配達の代行料が入るため、三森氏は「新たな収入源になれば職員の待遇改善にもつながる」と話す。

 大戸屋HDの定年退職者らの後押しでシステム開発や営業活動は軌道に乗った。窪田氏との関係に雪解けが訪れ、大戸屋の定食を扱う日もそう遠くないかもしれない。



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