事業承継、創業支援に力 「三十三FG」発足 – 中日新聞

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記者会見を終え握手する渡辺社長(左)と岩間会長=津市羽所町で

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 三重銀行(四日市市)と第三銀行(松阪市)の統合に向けた持ち株会社「三十三フィナンシャルグループ(FG)」が発足した二日。両行の頭取が津市で会見し、県内最多となった店舗の統廃合は当面控え、後継者不足に悩む企業の支援に力を入れる方針を示した。

 会見には同社の会長に就任した岩間弘・第三銀頭取と、社長を務める渡辺三憲・三重銀頭取が出席。本年度から三年間の中期経営計画を発表した。

 計画によると、グループ全体の店舗数は百七十三店。うち県内は百二十一店で、百五銀行(津市)の百十三店を上回り、県内最多となる。地域別では北勢が六十五店で最も多く、中勢が二十七店、南勢が十四店、伊賀が九店、東紀州が六店。

 県内には両行の店舗が重複する地域も目立つが、岩間会長は「合理化のために店舗を減らし、地域に迷惑をかけることは考えていない」と早期の統廃合を否定。中期計画期間の二〇二一年三月までは、同じ建物に両行の支店を設けるような形でコストを削減する。

 一方で、本店業務は集約を進め、営業力を強化できる体制を整える。県内で中小企業の経営者の高齢化が進む中、後継者不足による廃業を防ぐ「事業承継」や会社の創業を支援する。統合効果を生かし、県内経済の活性化につなげる狙いだ。

 渡辺社長は「コンサルティング的な活動にも取り組み、この地域で業をする人を支援する」と抱負を述べた。

 (吉川翔大、芝野享平)

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