【NBA COLUMNS from LA】コート外で大人しくも、コート上では果敢なテイタムとブラウン – バスケットボールキング

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セルティックスで躍動する若手のジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウン(左から)[写真]=Getty Images

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 3月29日(現地時間28日)のユタ・ジャズ戦。ボストン・セルティクスは94−94で迎えた第4クォーター残り1.3秒にジェイレン・ブラウンが決勝の3ポイントを決めた。これで西海岸4試合遠征を連勝で締めたセルティックス。ブラウンがクラッチショットを決めたあと後ろに倒れると、ジェイソン・テイタムが寄ってきてブラウンの胸をパンチするフリをし、上体をあげたブラウンを再び床に押し倒す。ブラウンが立ちあがって歩き始めると、テイタムは、それは嬉しそうな顔をして後ろからブラウンに抱き着いた。

 コートを離れると言葉少ないテイタム。しかし、コート上では別人だ。アグレッシブで何事も恐れない。多くの偉大な選手を生み出したセルティクスのユニフォームを身にまとい、「僕はNBA史で一番のフランチャイズ・プレーヤーになりたい」と貪欲に話す。

 一方、ブラウンもコートを離れると、ほとんど表情のない選手だ。しかし、彼の言葉の中から信念を感じる。「人は僕のことをああだ、こうだと言う。でも僕は首を横に振り、『そうじゃない』と言う。そして、どれだけ時間がかかろうとも、どれだけの努力を要そうとも、自分の力を証明しようと思う」と話す。

 実は決勝点となった3ポイントは、ルーキーだった昨季、評価されなかったと受け止め、オフ中に練習を重ねた。その結果、今季76試合を終えた時点で昨季の倍以上となる279本を打ち、106本の成功で成功率は38パーセントだ。

29日(現地時間28日)のジャズ戦で決勝の3ポイントを決めたブラウンと、それを祝福するテイタム[写真]=Getty Images

 今季開幕戦では、チームの要となるはずだったゴードン・ヘイワードが左足首を骨折し出鼻をくじかれた。しかしチームはそれに怯むことなく、カイリー・アービングを中心に開幕から30試合で24勝と快進撃を遂げた。そのアービングが左膝痛と左膝手術で3月半ばから離脱したが、以降の9試合で7勝2敗。4月1日(同3月31日)にはイースタン・カンファレンストップのトロント・ラプターズにも勝ち、6連勝で昨季の53勝に並んだ。ブラウンも同じ頃、脳震とうで6試合の欠場を強いられた。それでもテイタムをはじめ、他の選手が力を合わせて勝利を重ねている。

 今季華々しいデビューを飾っているテイタムは、「ベストプレーヤーが怪我をしてしまった」と開幕戦でゴードンを失ったことが、動機づけを高めるきっかけになったことを明かした。昨季NBAファイナルにあと1歩のところで敗れた経験をしたブラウンは、「今でもあの時の不快な気持ちが残っている。だから、もう負けたくない」と執念を燃やす。

 アービングはいつ戻ってくるかわからない。しかし、コート外では大人しく、コート上では果敢に戦う2人の若手を中心に、セルティックスが大暴れする様子は簡単に想像できる。

文=山脇明子



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