ひとり親家庭に「住居」と「保育」提供 定住促すビジネスプラン 宮若市・松尾さん [福岡県] – 西日本新聞

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 地域資源を生かした新ビジネスを提案し、実現可能性や地域への効果を競う「福岡よかとこビジネスプランコンテスト」(県など主催)で、宮若市の松尾好紘さん(39)が1位の大賞を獲得した。企業内保育所を備えた人材紹介会社の設立などを提案した松尾さん。2015年から運営するひとり親家庭向けのシェアハウスに住んでもらいながら就職を支援し、自立後は市内の空き家を提供する定住促進型のアイデアが評価された。



 松尾さんは、店長を務める弁当店で、シングルマザーのパート従業員の苦労を目の当たりにした。ひとり親家庭向けのシェアハウスを市内に開設し、宮若商工会議所のサポートを受けながら事業を進めてきた。

 ひとり親と接するうちに「自立して子どもを1人で育てていく強い意志を持っている。仕事と子育てを両立できる環境さえあれば、企業にとって素晴らしい人材になる」と感じるようになった。

 こうした経験をベースにビジネスモデルを検討。シェアハウスの居住者が、子どもを預けながら仕事を探し、生活が軌道に乗れば市内の空き家を初期費用なしで希望者に提供するモデルを考案した。保育所は、国が16年度から始めた「企業主導型保育事業」を活用する。

 県によると、コンテストには53件の応募があった。2月末にあった最終審査のプレゼンテーション。松尾さんは弁当店の制服姿でマイクを使わずに発表し、地域への思いを訴えた。

 「緊張したけれども熱意は伝わったかな」と振り返る松尾さん。「市外在住のひとり親も、住居と保育の受け皿があれば安心して移住することができる。定住にもつながっていくプラン」と力を込める。

 今夏中に人材紹介会社を立ち上げる計画で、「保育所や人材紹介会社は、地域の人たちも利用できるようにしたい」と語る。

 3月に有吉哲信宮若市長に受賞を報告した際、松尾さんが「使える空き家の情報があれば教えてほしい」と打診すると、有吉市長は「橋渡ししましょう」と応えた。

=2018/04/02付 西日本新聞朝刊=



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