22年開業へ月内着工 宇都宮LRT工事認可を発表 – 日本経済新聞

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 石井啓一国土交通相は20日、宇都宮市と栃木県芳賀町が計画するLRT(次世代型路面電車)の軌道敷設の工事施行を認可した。栃木県も22日に都市計画事業認可を行う予定で、工事に必要な法定条件が整う。両市町は月内の着工をめざす。開業予定は4年後の2022年3月。今後は工事の進捗とともに地域経済活性化への活用や西側延伸の具体化が焦点となる。



記者会見する宇都宮市の佐藤栄一市長

 宇都宮市と芳賀町、LRTの運行を担う第三セクターの宇都宮ライトレール(宇都宮市)の3者は、17年8月に認可の申請手続きに入り、同年10月に県を通じて関係書類を国交省に提出。そこから5カ月余りの技術的な審査を経て認可を受けた。3者は20日、同市役所で記者会見を開き、佐藤栄一市長は「全国からも注目を集める整備のスタート地点に立ったところ」と気を引き締めた。

 整備主体の宇都宮市と芳賀町は今月中に「工事はできることから」(佐藤市長)進める考え。用地買収のための測量などから取りかかる方針。車両基地や橋梁などの本格的な工事は新年度となる4月以降になり、起工式は「1~2カ月先」(同)となる見通しだ。

 1990年代初頭の構想浮上から約四半世紀越しとなる着工に、地元の政財界の期待は膨らむ。LRTを財政支援する栃木県の福田富一知事は「『選ばれるとちぎ』の実現に大きな推進力ともなるLRT事業の成功に向け、着実に事業を進めていただきたい」とコメントした。

 概算で総額約458億円の一大事業となるだけに「工事期間中も含め、宇都宮の経済活性化に大きく貢献する」(宇都宮商工会議所の関口快流会頭)との声も上がる。JR宇都宮駅東口などの大型開発やLRT停留場周辺への子育て・福祉施設などの誘導といった沿線の街づくりも動き出す。

 4年の工期で完成させるには用地買収を円滑に進めるとともに、工事にともなう渋滞などの影響を抑える取り組みが欠かせない。一方、今回の認可対象ではないが、今後は全体計画に含まれている宇都宮駅西側のルートが事業化の段階に入る。市は現行予定の約3キロメートルから西へさらに延ばす考え。記者会見で佐藤市長は「どこまで延長するかも決めていきたい」と改めて意欲を示した。



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