バンダイナムコグループ再編、バンダイナムコアミューズメント設立。バンダイビジュアルはランティスと統合されバンダイナムコアーツに – GAME Watch

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 バンダイナムコグループは、2018年4月より3カ年の新中期計画を推進していくことを発表した。この中期計画書はバンダイナムコホールディングスで公開されている。



 この計画より、事業会社の集合体の単位名称をSBU(Strategic Business Unit:戦略ビジネスユニット)からユニットに改められる。IP軸戦略のさらなる進化、新たなエンターテインメントへの挑戦などのミッションごとに、よりスピーディに重点戦略を推進するため、従来の3SBU体制から5ユニット体制とするという。

5つのユニットによる新体制

重点戦略

 この5つのユニットは、バンダイが主幹会社となる「トイホビーユニット」、バンダイナムコエンターテイメントが主幹会社となる「ネットワークエンターテイメントユニット」、バンダイナムコアミューズメントが主幹となる「リアルエンターテイメントユニット」、バンダイナムコアーツが主幹となる「映像音楽プロデュースユニット」、サンライズが主幹となる「IPクリエイションユニット」となる。

 この中期計画の大きな注目点は2つで、これまで1つの「ネットワークエンターテインメント SBU」で行なっていた事業を、を、ネットワークコンテンツや家庭用ゲームなどの分野で事業展開を行なう「ネットワークエンターテインメントユニット」と、リアルな場を活用しバンダイナムコならではの施設やサービス、機器などのコンテンツの提供を行なう「リアルエンターテインメントユニット」に分割するというところ。

 「リアルエンターテインメントユニット」の主幹会社であるバンダイナムコアミューズメントは、ナムコにバンダイナムコエンターテインメントのアミューズメント機器事業を統合した会社となる。今後はバンダイナムコアミューズメントが中心となり、顧客との接点であるリアルな場と、アミューズメント機器の企画開発力、最先端の技術力、IPの世界観を活かす商品化ノウハウなどを活用した施設やサービス、コンテンツの提供を行なっていくという。機器開発から顧客への提供までのバリューチェーンを保有する強みを生かし、既存店舗における効率的な運営をはかるほか、バンダイナムコならではの差別化されたコンテンツを展開する場の提供を目指していくという。

 一方の「ネットワークエンターテインメントユニット」は、グループ内の機能集約や顧客とつながるプラットフォームの強化・拡充を行なっていく。グループ内の動画配信機能を集約し、映像作品やプロモーション映像などの動画配信強化により、IPや商品・サービスの認知を促進していく。またBXDによるブラウザゲームの配信などを行なう新プラットフォームを立上げ、ゲーム配信に加えグループの商品・サービスとも連動したバンダイナムコならではのプラットフォームとして展開していくという。このほか、ファンクラブサービスやIP情報の発信なども強化していく方針だ。

 もう1つのポイントが、映像事業を行なうバンダイビジュアルと音楽事業を行なうランティスの統合。この統合で設立されるのがバンダイナムコアーツで、「映像音楽プロデュースユニット」を担当していく。映像と音楽を融合させた新しいエンターテインメントの創出、映像と音楽がより連携したIP創出に取り組んでいくという。

 現在大きな盛り上がりを見せるライブイベント事業の強化のため、映像・音楽・ライブが一体となったライブイベント展開を国内外で強化するほか、新たなジャンルのライブイベントにも挑戦していくとのこと。このライブイベントへの取り組みはネットワークエンターテインメントユニットにおいても強化され、家庭用ゲームタイトルのIPなどを活用したeスポーツビジネスへの本格的な取り組みにも着手していくとのことだ。

 ハイターゲット部門の市場を拡大しているトイホビーに関しては新会社BANDAI SPIRITSを設立し、ハイターゲットファンに特化した商品開発とプロモーション展開をスピードをもって推進していく。地域面では国内のシェアを維持・拡大するとともに、アジアや欧米など海外において、日本発IPやワールドワイドで人気のあるIPを活用し、事業拡大を行なっていく。

 その中で“エリア戦略”として特に名前を挙げているのが中国市場の本格展開。2017 年12月に中国・上海に設立した持株会社を中心に、現地パートナーとも積極的に協業し、日本発IPと現地IPを活用した現地に根付いたI 軸戦略の事業展開を行なう。この戦略はすでにサービスを行なっているネットワークエンターテインメントユニットの事業会社に続き、今後はトイホビーユニットや、映像音楽プロデュースユニットにおいても本格展開を推進していくとのことだ。

 この他にも様々な目標の提示、事業計画が発表されているが、この計画書から見えてくるのは、「VR関連を含めたアミューズメント事業のさらなる強化」、「グループ内での動画配信やネットサービスの強化」、「映像と音楽事業を強化し、ライブイベントのさらなる注力」、「トイホビーのハイターゲット層への注力」、「世界戦略、特に中国での取り組みの強化」といったところになるだろう。現在の変化する状況を受け、バンダイナムコグループのこの新体制がどのように発展していくか注目したい。



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