驚異的な上昇相場は最終ステージに突入、モルガン・スタンレーが警告 – BUSINESS INSIDER JAPAN

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崖のイメージ

Justin Sullivan/Getty

  • モルガン・スタンレーによると、8年半におよぶアメリカ株式市場の強気相場は、「陶酔的熱狂(ユーフォリア)」に達している。これは通常、上昇相場が最終ステージにあることを意味する。
  • 同社は、金融環境はタイトになりつつあると見ている。また、共和党による税制改革の効果はすでに市場に織り込み済みと述べた。

強気相場では、過信は命取りになりかねない。



これは、歴史の中で何度も繰り返されてきた。長く上昇相場が続くと、ある時点で投資家は自信過剰となり、リスクをさほど考慮せずに前のめりに市場に殺到し続ける。そして、市場が痛烈な報いに直面した時、投資家たちは、もっと慎重であるべきだったと後悔することになる。

シンプルに言えば、投資家が“無敵だ”と感じ始めると、良からぬことが起きる。モルガン・スタンレーにとって、こうしたいわゆる「陶酔的熱狂(ユーフォリア)」は、強気相場の終わりの始まりを意味する。今がまさしくそうだ。

2018年の株式市場の見通しの中で、モルガン・スタンレーは我々は先走り過ぎたと明言した。長期の強気相場は、企業の利益が2018年前半で頭打ちになるという予測と相まって、同社に警戒心を抱かせている。

金融状況を表したチャート

好況は間もなく過去のものになるかもしれないとモルガン・スタンレーは警告する。

Morgan Stanley

「金融環境は今年、タイトなものになるだろう。そして、投資家感情とポジショニングは弱いとはもはや言えない」とモルガン・スタンレーのチーフ米国株ストラテジスト、マイク・ウィルソン(Mike Wilson)氏はクライアント向け文書に記した。

「実際、現在の強気相場は“陶酔的熱狂(ユーフォリア)”の段階に入った兆候が見て取れる」

このコメントは、2017年12月半ばにウィルソン氏が述べた「周期的な強気相場が、投資家が何らかの熱狂ぶりを見せずに終わりを迎えたことは一度もない」という主張の延長線上にある。

とはいえ、ウィルソン氏は強気相場が終わると言っているわけではない —— 少なくとも今はまだ。同氏が指摘するように、この陶酔的熱狂(ユーフォリア)がしばらく続く可能性があるからだ。ウィルソン氏は単に、さらなる上昇は限定的になるかもしれず、今後得られる利益はより投機的なものになるだろうと警告しているのだ。

仮に極めて高い株価を脅かす差し迫った脅威があるとすれば、それは、共和党の税制改革の効果を投資家が高く見積り過ぎていることだろうとウィルソン氏は述べた。同氏は、効果のほとんどはすでに株価に織り込み済みと考えている。この見解は、ウォール街の多くの同業者の見解と対立している。

税制改革の効果を示すチャート

税制改革によって大きな恩恵が見込まれている企業の株価には、すでにその効果が織り込み済みとモルガン・スタンレーは見ている。

Morgan Stanley

ウィルソン氏のこうした懐疑的な見解は、同氏が予想したS&P 500種の2018年末予想の数字、2750と合致する。この数値はウォール街の中で最も低い。

アメリカ市場で高値を追い続けるより、ウィルソン氏は海外のチャンスに目を向けた方がいいと勧める。

「アメリカは長期にわたって優位を維持してきた。2018年はヨーロッパと日本がアメリカを上回ると我々は考えている。現状の株価は十分に低いし、急成長の可能性は高いと見ている」とウィルソン氏。

「ヨーロッパと日本は、金融危機から、かなり早期に回復を遂げている」

[原文:MORGAN STANLEY: We’ve entered the final stage of the stock market’s remarkable rally

(翻訳:遠藤康子/ガリレオ/編集:増田隆幸)



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