古賀市講座受講生が起業第1号 弁当総菜店開業の北村さん 高齢者安心の食作りを [福岡県] – 西日本新聞

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 古賀市が昨秋開いた女性向けの起業入門講座の受講生、同市青柳町の北村文子さん(54)が弁当総菜店「もりもりMO’S(モッズ)」を今月、開業した。受講生の中で起業第1号となった北村さんは顧客拡大に奔走しながら「高齢者の憩いや雇用の場として、地域活性化の拠点として、この店を成長させていきたい」と目を輝かせている。



 市は女性起業入門講座を昨年10月に4回シリーズで開催。定員の2倍、約40人の女性が資金調達や会計処理など起業のノウハウを学んだ。北村さんもその一人で、「お金のことや開業時のアピールの仕方などが役立った」という。

 北村さんは昨年、10年以上携わった介護ヘルパーやヘルパー養成の教員を退職。定年後もみんなで働ける場を作ろうと、起業を決意した。過疎化が進む山沿いの青柳町は1人暮らしの高齢者が多く、買い物も不便で、気軽に集まれる場所も少ない。そこで安くておいしい食事を提供する弁当総菜店の開業を思い立った。

 ヘルパー時代の仲間たち7人がパートとして1日2、3時間手伝ってくれている。“母ちゃんたち”の味を大切にしようと、店名には英語の母親(マザー)を略した「MO’S」を加えた。

 蒸し鶏やサバみりんなどをメインとする30品目以上の野菜などを使った「MO’Sバランス弁当」(500円)は酢の物や煮物などもいっぱいで手作り感満載。冷凍食品や添加物を使わない献立だ。店内で食べられるカレーやソースカツ丼もあるほか、「ご飯は炊けるけど、おかずづくりが面倒」という男性高齢者らのために、総菜も販売する。

 地元の野菜を使うのがこだわりで、地域の農家から新鮮な野菜を直接購入。「種類も抱負。ほうれん草や里芋などは調味料を使わなくても、甘みが際立ち、おいしい」と北村さん。

 開業後、採算が取れるように顧客拡大に力を入れ、周辺の事業所などにチラシを配布。2週間目でまとまった電話注文も入るようになった。元居酒屋を改築した店舗は弁当店とは一見、分かりにくいが「この前のおかずはおいしかった」とリピーターも増えている。

 「いずれは高齢者への配食サービスを始めたい」と北村さん。単に料理を提供するだけでなく、介護予防につながるように、下ごしらえした野菜を、高齢者が自分で味付けを楽しんでもらえる「配食」が理想だ。

 「私たちが年を取っても、ここで暮らせるように」。北村さん自身も、生まれ育ったこの町で最期を迎えられるように、高齢者が安心して暮らせる地域づくりへと夢を広げている。

 店舗の営業時間は午前11時~午後3時(土、日曜は定休)。

=2017/03/29付 西日本新聞朝刊=

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